[下書きで保存してあった分の救済更新分]

WindowsもMacも何ならChromebookもあるのに、どうしてLinuxを使うのか?と言うのは色んな理由があるかと思いますが、

  • 古いPCの救済
  • 高いセキュリティ
  • 高い安定性
  • メンテナンスのしやすさ
  • 無料
  • オープンソース
  • 教育

等が理由としてよくあげられます。これらは単体で「そうだ」と言うよりも、それぞれが絡んで「そうだ」と言う感じにもなっています。無料で使えて、オープンソースであるからスキルのある人は改良もその提案もできて、問題がある部分を修正・改善していけると言うのもあれば、それを比較的早い段階で共有できるという利点もあります。

普段どういうソフトを利用するか?

これは案外重要なポイントです。例えば、有料のソフトを利用する人、Adobeとかをサブスクリプション(月額定額)で利用している人は、それらを利用するためのOS(Windows/Mac)で使う用に作られているのでLinuxを使う意味は薄いですが、Linuxにも有料のソフトはありますので、必ずしもそうではないと言いつつもやはりFOSS1を利用している人がLinuxを使う機会は多いと思います。

こういった人は、もちろんPhotoshopやIllustlatorの利便性はわかった上で、同じような事はGIMPやInkscapeでできるんだから購入するまでもないと言う考えや、それら無料で使えるソフトを極めたいと言う人もいるだろうかと思います。

例えばChromebook | Googleと言うPCがありますが、世の6割ぐらいの人はこれで普段しているようなことはできてしまいます。
ゲームができないではないかという意見をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、実は近頃それらができるようになってきていたりもするのです。 例えばGeForce NOWもあればAndroidのアプリもゲームもChromebookが対応さえしていれば可能です。

[日本語訳]2019年以前に発売されたChromebook、Chromebox、Chromebaseのうち、Androidアプリをインストールできる機種は以下のとおりです。特に指定がない限り、2019年以降に発売された端末はすべてAndroid Appsに対応する予定です。Android Appsのロールアウトは、端末のベースとなるハードウェアプラットフォームなど様々な要因に依存するため、端末ごとに行われ、それぞれの端末がAndroidに対応している必要があります。これまで製造されたすべてのChromebookにAndroidアプリを提供することはできませんが、より多くのデバイスを評価し続けており、新しいデバイスが追加された場合は、このリストを更新します。お使いのChromebookが以下のリストに含まれていない場合でも、引き続き新機能や改善が行われます。

上記は、Chrome OS Systems Supporting Android Apps - The Chromium Projects に記載してあるものです。stable channelは安定チャンネル、Plannedは計画中というようなことなので比較的新しいものなら大体は…ぐらいの感じでしょうか。

GeForce NOWについての解説動画

GeForce NOWについてはこちらの動画がわかりやすいかと。

Chromebookについて全般の解説動画

ギズモードによるChromebookの解説。開封してから使うまでとどういう事ができるかの説明。2021年度版なので現在はまた状況が変わっているかもしれませんが基本的にはこんな感じです。

一方Linuxではどうか?やはりゲームができないのではないか?と言われるかもしれません。しかしこれも昔に比べるとずいぶんとできるようになってきています。Steam Protonと言うものがあったりして、日本語対応のものは多くはないと思いますができないわけではありません。

2021/12/23
GIGAZINE | Steamで販売されるPCゲームの約8割がLinuxに対応、LinuxはPCゲームプラットフォームとして成長を遂げている

もちろん、ゲームに関してはそもそもどういうプラットフォームで展開するかをゲームメーカーが考えてリリースしているわけなので圧倒的に利用者の多いWindows向けのものが多くリリースされているわけです。しかし、コンシューマー機のゲームの数には及びません。 ここからもゲームはコンシューマー機でやると割り切ればその残りがPCで普段しているようなことになります。

普段PCでやるようなことはどんなことだろうか

動画・映画鑑賞、文書の制作、表計算、2D・3Dの画像制作、ウェブブラウジング、動画・音楽の制作、後は専門的な仕事で使うような用途でしょうか。その他は多岐にわたります。

クリエイティブな事は必然的にPCのスペックも要求したりするので、古いPCで新しいPCと同じことをするというのはなかなか難しいかと思いますが、基本的にLinux自体が要求スペックが低めなのでWindowsなどよりは比較的低スペックで同じようなことはできたりする事もあります。

Linuxのディストリビューションの紹介と最小要求スペックを調べてみた

一覧にあげた例のうち動画等を見るためにウェブ上で見る場合はLinuxでも何ら問題はありません。一般的な解像度で見る分にはLinux以外のOSで見るのと変わりません。また古いPCのDVDドライブ等が機能しているのであればDVDも、Blu-rayドライブならBlu-rayも見ることは可能でしょう。 新しめなPCにはこれらドライブが付いていないこともあります。それでも別途外付けドライブ等を用意すれば問題ないかと思います。ただし、もし古いPCでメモリが少ないとするといくらOSの消費メモリが少ないLinuxと言えど問題が出る可能性はあります。

文書の制作もOfficeスイートと呼ばれるものもあれば、FOSSのそういうワープロソフトや表計算のソフトもあります。Office365など、ネット回線とブラウザがあれば使えるようなものももちろん使えますし、Googleのドキュメントやスプレッドシートで文書・表計算等はもちろんできるわけです。

画像の制作でGIMPが有名ですがKritaInkscapeもありますのでピクセル系もドロー系も大丈夫です。3DではBlenderが強力です。有償のものならMayaもあります。CADならFreeCADなどでしょうか。

動画編集などはBlenderも可能ですし、KdenliveDaVinci ResolveOlive等、NatronなどはAfter Effectsに近いと思います。これはVFXを動画に加えることも可能です。これらは比較的新しく高性能なPCでの利用が望まれるので、あえてLinuxにする必要はありませんがLinuxでも可能です。

音楽の制作はDAWと呼ばれるソフトウェアがよく使われます。Digital Audio Workstation ですね。これらはDTM(Desk Top Music)で使われる音楽制作ソフトの総称です。Cubaseなどが有名です。LinuxではLMMSがFOSSでは有名でしょうか。有償のものだとFL StudioREAPERArdour等もあります。

ウェブブラウジングはご存知ChromeやFirefoxだけでなく、BraveOperaVivaldiもあります。メールクライアント云々や音楽プレイヤー、プログラミング エディターとかその他諸々ももちろんあります。

ここであげたような用途以外の場合は調べてみないとわかりませんが、特にWindowsだとかMacである必要もなく、大抵のことはLinuxでできるのをおわかり頂けたでしょうか?

Chromebookは一部未対応や動作に無理があるアプリもあるかと思いますが基本的にはAndroidアプリが動作するのと、一般的なソフトに当たるものはGoogleがすでに提供済みであり、画像の編集などもブラウザ上でできるものが増えています。
ChromebookでもできるようなことはLinuxでも可能です。そしてもっと言えることはLinuxで使えるソフトはWindowsのものと大差はありません。何かしらの使い勝手の差はある場合もありますが、それを別のソフトで補うことも可能です。WindowsにリリースされているほどではないもののWindowsに匹敵する数のソフトが利用できます。
またそれらを制作するためのプログラミング環境を構築することも可能です。

Linuxを使う理由

セキュリティー的なことでも少し追記しておきます。
例えばWindowsXPとかWindows7とかのPCで今でも動作する物をお持ちかもしれません。しかし既にMicrosoftはサポートを終えています。

スタンドアローンとして、ネットに繋がず文書作成等で利用する分には何も問題ないと思いますがネットに接続することで色々と問題がある場合があります。多くの攻撃者はセキュリティで守られたPCを狙うより、こういったサポートの終わったPC、セキュリティの甘いPC等を探してそのセキュリティの隙間から悪用することを考えます。

そのため、OS自体を新しくする方が何かと良いわけですが、そうすると今度は要求スペックの問題で快適に利用できない可能性もあります。 WindowsXP時代のPCであればLinuxにおいても最軽量のディストリビューションを利用する必要があるかもしれません。MX Linuxとかもっと軽量なものでないとダメかもしれませんが、OS自体は最新のセキュリティーパッチが当たっており、万全ではないにしろある程度の手間を掛ければLinuxは比較的安全です。

利用者が少ないこともあるでしょうし、何をするにしても管理者のパスワードが必要であったり、上書き一つするにしても権限がなければ書き込めないなどの仕組みがあるからです。これらはWebサーバーにFTP等を利用してhtmlをアップロードしたり、あるいはWordpressを利用するために色々と設定をした人ならパーミッション(権限)について少しは身近に感じてもらえるかもしれません。

まとめ

これまでを踏まえて、例えばCore i3あたりのPCであれば、Linuxは今も利用することができるOSとして、今まで通りに日々していたことを行うことが可能になるのです。
ブログタイトルの答えとしては、一般的なことならたいていは何でもできるになるかと思います。

確かに元々が英語のOSですから日本語に対応したり、ソフトのインストールやアンインストールはどうやるのか、日々のメンテナンスはどうかなど新たに覚えることがあるかもしれません。しかし今どきのLinuxは、特に有名なディストリビューションならそれらはwindowsと変わらず行えるような仕組みを持っています。
日本のコミュニティもあったり、OSをインストールしただけで日本語が使えるようになっているものもあるかと思います。使い勝手は同じようには行かないかもしれませんが、そこにあるのは最新のLinuxシステムです。

Windows10、Windows11でも執筆時ではまだエクスプローラーのタブ化ができていません。Windows11ではそれらが可能になる予定ですが、Linuxはもうそういうのは既にデフォルトです。仮想デスクトップの切り替え、マウスパッドが対応さえしていればでパット上のジェスチャー等でも行えます。例えばもう公開は1年前ですが、Fedora34の説明動画では、

こんな感じです。動画中で説明もありますが、GNOME40の、なんでそれWindowsで採用しないの?というような操作体系を体験できるはずです。1年前ではGnome40でしたが、現在(2022/10/20)ではすでにGnome43になっています。このように日々進化を続けているのがLinuxです。

もし、メインのPCは比較的新しいWindows機、あるいはMac機があるけども昔使っていたPCがもう1台あるという方はLinuxも候補に入れて、普段遣いをメインとサブで切り替えて使ったり、用途を分けつつ何かあった時にダメージを分散できるようにしておくのもとても良い方法と思います。

スマホがあるでしょうから何かしらの情報自体は見ることはできると思いますが、スマホにWindowsのISOをダウンロードできてもそれをUSBに書き出すことはできるでしょうか?色々頑張ればできると思いますが、そこまでスマホで頑張らなくても大丈夫なんですよ。

情報だけが見れたら問題ないということはなく、何かあったPCの代替えとしても使える所が便利でもあるわけです。全く同じとは行かないんですが。
もちろんスマホなら、それら情報を見て何かあった時の対処に当たることはできると思います。それ以上にPC2台持ちはかなりの場合において色々助かることはあるはずです。

何よりも無償のOSであるLinuxを使わない手はないと思います。ただまぁ覚えることは色々とあるとは思うんですけどね。慣れたら問題はないと思います。