楽譜は音符が読めるだけではダメで、その楽譜に書かれている繰り返しの方法や、そこから抜け出す記号などに注目しながら読む必要があります。曲を知っていれば追えると思うので、そこから記号の意味を知っていくという方法もありますが、ある程度は予め事前準備知っておくと良いかと思います。
上段:1→2→1→2→3→4→5→6→7→8→5→6→7→(2番カッコへ)
中段:(2番カッコから)9→10→11→12→13→(セーニョ1へ)
上段:(セーニョ1から)5→6→7→(3番カッコへ)
中段:(3番カッコから)9→10→11→12→(コーダ1へ)14→15→(セーニョ2へ)10→11→(コーダ2へ)
下段:(コーダ2から)16→17→(ダ・カーポで最初へ)
上段:1→2→(コーダ3へ)
下段:(コーダ3から)18→19→20→21
TAB譜の読み方
通常TAB譜は2段組で記されます。バンドスコアなどでよくある楽譜の書き方です。
上の段には通常のメロディーラインなどが書かれ、下の段にはギターのフレットをそのまま表した楽譜で書かれています。よく見ると、TABと書いてある下の段の横線の数が6本である事からもギターの弦を表しています。
図の中にあるテクニックマークはギターのテクニックを省略した記号です。
TAB譜とはつまり、通常の五線譜で書かれているものをそっくりギターのフレットに置き換えたものなのです!
上のTAB譜の1小節を解説すると、ギターの4弦の5F(フレット)を押さえたまま、7Fにスライドさせる。3弦の7FをP(プリング・オフ)して5Fを鳴らす。という具合になります。
2小節目は、ギターコードを押さえています。押さえているのは「C」。その後「G」になっています。
まずCですが、このコードはセーハー(バレー)コードと呼ばれ、1本の指で複数の弦を同時に押さえる事を言います。つまり、3Fを見て1弦と5弦を同時に押さえているようなコードです。押さえる指は人差し指です。
そして、5Fを薬指で押さえていますがその薬指で2~4弦を押さえているため、3Fの2~4弦は表記されていないのです!言い換えてみれば、別に3Fの2~4弦は押さえなくても良いということになります。
そして、注目は6弦3F。ここには[×]が記されています。これはミュート((音を消す、あるいは鳴らさないようにするという意味))を表しています。ギターの上手い人は人差し指で6弦に軽く触れてミュートし音を消していたりします。できない内はただ単に鳴らさないだけでも良いのですが案外難しいです。
仮に鳴ってしまったとしても強くならなければ大きくは問題にはならないこともあり、できるだけ鳴らさないように工夫する必要があると言う方向で色々と試してみて下さい。
2小節目の後半の「G」はオープンコード(ローコード)と呼ばれ、いわゆる開放弦(押さえない弦)を含むコードであり、低いフレットで押さえるコードです((B7など開放弦を含まないようなものもあったりしますが、バレーコード(ハイコード)と分けてこう呼ばれます))。どちらかと言うとこのあたりのコードから覚えるのが簡単ではあります。開放弦は[○]で記されています。この弦は押さえないで鳴らすということです。