シン・エヴァンゲリオンなどで昭和の歌が使われたり色々と、昔の歌を聞くような機会があったりします。
若者にしてみれば聞いたこともないような曲だけどどこか懐かしく思えたり、リアルタイムで聞いていた少年少女は久しぶりの再会にやはり懐かしくも思えるでしょう。
シン・エヴァンゲリオンのエンドロールで宇多田ヒカルの「One Last Kiss」が流れた後「Beautiful World」が流れましたが、確かにその流れはわかるものの、マリが作中で古い歌をずっと歌ってきていて、作中で使うには難しいながらもエンドロールになら使えそうな曲があったんじゃないかなと思ったのが、これ。
わかっているのに
心の糸が結べない 二人は恋人
好きなのよ 好きなのよ
口づけをして欲しかった だけど
せつなくて 涙が出てきちゃう
アスカが綾波タイプは第三の少年(シンジ)に恋心を抱くように調整されているとありましたが結果は映画をご覧になられた人ならお分かりのようなことなわけですよ。だから敢えての園まり「逢いたくて逢いたくて」。これ行けたんじゃないかなぁと一人で思っておりました。
僕はこの曲を聞いた時、サザンの「流れる雲を追いかけて」を思い出したわけです。その後、桑田佳祐・著「ロックの子」等を読んで、桑田佳祐もお母さんやお姉さん等の影響でこういう昭和歌謡のような曲が好きだったんだなと知りました。
そして現代になり、YouTubeなんかを見ていると桑田佳祐自体も歌ってるではありませんか。それがこれ。
他にも中森明菜や石川さゆりなどもカバーしてますね。
僕が初めて聞いたのはおそらく、玉置浩二がドラマの中で浜口庫之助の偽物を演じてた作品ではなかったかと記憶しています。
浜口庫之助といえば、
こういうやつや、「涙くんさよなら」や、
にしきのあきらのこういうやつですね。そしてサザンもアルバム「稲村ジェーン」に収録した「愛して愛して愛しちゃったのよ」。
こういうのも有名です。桑田佳祐が昭和歌謡好きというのも含めなんか色々と繋がってくるなとも思ったり。
そして使い方によってはエヴァにも行けそうな感じの曲って案外あるものですね。むしろスタンダードな曲で誰もが知っていたはずの曲ですからイケない理由も見つかりません。
90年代前後にこういう曲はダサいと言い出したのが僕らですが、ダサいのは曲ではなくアレンジであり、そう言い出した僕ら自身だったのかも知れません。
おそらく過去には学べる事が溢れかえっています。どうぞ未来に急がず未来に残せる何か、真理に近づく何かをほんの一欠片だけでも、自身の保身や富だけに縛られずに、微細なその何かしらだけでも残せるような人生を歩みたいものです。