多くの方がすでにご覧になられたでしょう、シン・エヴァンゲリヲン劇場版。この作品の中でちょっと異色な音楽がいくつか使われてましたね。
英語の曲とか色々と。魂のルフランとかどっかであっても良かったんじゃねぇの?って思われる方もいらっしゃったかもしれません。

そんな中で僕がより一層と異色に感じて、そして耳に残ったのがこれです。

林原めぐみが歌ってるわけですが、その声は本人の地声なのかどうかまではわからないものの少なくとも綾波レイではなく、あるサイトではユイが歌っていると表現されていたりもしました。

そしてこの曲は松任谷由実の曲で「VOYAGER〜日付のない墓標」という曲です。
一応オリジナルも貼っておきましょうか。

何度聞いてもヘタクソですが、ユーミンはそれで良いのです。それが味というものです。個性なのです。そしてそれを多くの人が受け入れているのです。曲を作って歌詞を書き、歌手としてはイマイチでもトータルでダメな所を超えているならそれで良いのです。

むしろ唯一無二ですから一般的な意味でのヘタは当てはまりません。

この曲は1984年のリリースとあるので漫画「AKIRA」の頃でしょうか。エヴァの最初のアニメが1995年、Windows95の頃なんでだいぶ昔ですが、それよりまだ10年ほど前の曲ですね。

この前に出されたシングルが原田知世にも提供された「ダンデライオン〜遅咲きのたんぽぽ」、この後のシングルが「メトロポリスの片隅で」でこの曲は化粧品のCMや今井美樹・村上弘明あたりが主演をしたドラマ「意外とシングルガール」の主題歌でもありました。
そして更にその後に「SWEET DREAMS」がリリースされるわけです。

この曲の頃にはユーミンとサザンあたりはヤバいことになっておりました。ダブルミリオンとかそういう言葉をチラホラ聞くようになってきた頃かもしれません。

ユーミンらはさておき、この「VOYAGER〜日付のない墓標」って曲は、同じようなメロディーと歌詞を繰り返してるせいか、マインドコントロールされる時の薬を打たれて同じ事を何度も何度も繰り返されているような、本当に洗脳されるような感じもします。

毒性が高いといえば聞こえは良いかもしれませんがオウムのあの曲みたいなもんとも思えたりも。

しかし、それだけではありません。
前回の「破」「Q」でマリが登場した時にやたら昔の歌を歌ってました。
最初は水前寺清子の「365歩のマーチ」、そしてQでは天地真理の「ひとりじゃないの」と部分的に「グランプリの鷹」でした。

そして今回は「真実一路のマーチ」と「世界は二人のために」でした。

うまい具合に水前寺清子が曲紹介してくれてるのがあったので貼っておきました。

最後までシン・エヴァンゲリオンを見て、そして何回か見てみた所、もう全編見なくても曲を聞けばだいたいのストーリーがわかるんじゃないかとすら思えます。

僕はシン・エヴァンゲリオンを見て思ったわけです。綾波があぁなる前と後で2つに分けられたんじゃないかと。そしたらこんなに待たずにもう1作品できて、さらに綾波があぁなった後でまた綾波がそうなるのを知ってよりエキサイトできたのではなかろうかと。

詰め込みすぎなようで何だか納得したようなしなかったようなそういう感情があって、もっとできたような気がしないでもありません。

いつか終わりがあると知りながら、もっと見たかったなと。